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出会うはずではなかった出会い

彼との出会いは少し変わったものだった。
当時まだ主流であったSNSのあるコミュニティのオフ会へ参加した。
そもそも内弁慶で人見知りの私が見知らぬ人と出会い、関わるようなイベントごとに参加するということ事態が結構な出来事だった。
その時もなんとなくとは思っていたものの、どこかで他の誰かと出会い、自分を変えたいと思っていたのかもしれない。
しかし実際そこへ行ってみると、人は集まって既にお酒を飲み交わしているのに主催者は「?」の状態で私は面食らった。
どうやらその主催者、オフ会の日付を勘違いしていたようだったのだが、同じ場所と時間で違う会を開いていたのである。
せっかく来たのだから、とその会へ参加する流れになった。
ようやく周りを見る余裕が出来た頃に、隣にいた小柄で黒ぶち眼鏡をかけた男性のことが気になるようになっていた。
顔は地味だと思う。
しかし身につけるものはシンプルながらオシャレで、話し方も優しくてポジティブで、その穏和な雰囲気が好みにピッタリだった。
全く違う集まりだったのにも関わらず、盛り上がってその会は終わろうとしていた。
皆で駅まで歩いている間、私の頭にあったのは彼とこのまま別れたくないということ。
しかし連絡先を聞くのは自分の中でかなりハードルが高いこと。
それでもこんな偶然で出会い、語らったことを今夜だけで終わらせるのはもったいない、次に繋げるべきと考えていた。
一人で悩んでいる内に駅に着いてしまう。
それぞれ帰りの路線の話していると、偶然にも彼と同じ路線だった。
そのまま散り散りになり主催者とも挨拶を交わした後、彼と二人きりに。
地下にある改札へ向かおうとすると、「もう少し話しさない?」と彼が口にしてくれたのだ。
それから落ち着いたお店で軽く和食を摘まみながら、お互いのことを話し合った。
その後すぐに付き合うことになったのだが、彼との偶然の出会いや過ごした日々は今でも忘れられないものとなっている。

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